田中食品株式会社

2023/1/4 ふりかけ元祖問題について


全国ふりかけ協会による㈱フタバ「御飯の友」の元祖認定取消しについて

2022(令和4)年6月24日に開催された全国ふりかけ協会総会において、㈱フタバ「御飯の友」の元祖認定が取り消されました。

【日本食糧新聞2022.7.8記事添付】


【元祖認定取消しの経緯】

 

全国ふりかけ協会は、1994(平成6)年10月の総会において、㈱フタバ「御飯の友」をふりかけの元祖と認める決定をしました。
しかし、この決定は、当社にとって納得ができないものであり、長らく異議申立てを行ってまいりましたが、このたびようやく総会において決議取消し(取下げ)の決定が全会一致でなされました。


【田中保太郎による元祖ふりかけ食の開発】

1901(明治34)年に田中商店(現・田中食品株式会社)を創業した田中保太郎は、大正時代初期に海軍の要請に応えて「ふりかけ食」を開発しました。好評を博したため、1916(大正5)年には、これを「旅行の友」として一般向けに発売。現在に至るまで、当社の看板商品となっています。
 当社が、ふりかけの元祖として、古くからふりかけ食品の普及に努めていたことは、以下の事実からも明らかです。

  • ・ 1922(大正11)年に呉市が主催した「中国四国生産品共進会」において、当社創業者の田中保太郎が名誉ある食料品部門の審査員を務めた
  • ・「旅行の友」が1932(昭和7)年に全国優良製産品審査会の「有功金賞牌」を受賞
  • ・「旅行の友」が1934(昭和9)年に長崎で開催された国際産業観光博覧会の頒功状を受賞
  • ・「ふりかけ食」という言葉を日本で最初に使い始めたのは当社であること
  • ・ 1954(昭和29)年8月3日の日本食糧新聞(全国紙)に「ふりかけ食の元祖 旅行の友 田中食品株式会社」と題する記事が掲載され、全国に周知されていた
  • ・ 1956(昭和31)年に行われた広島県ふりかけ協会加盟8社による座談会(日本食糧新聞関西支社主催)で、田中保太郎が開発した商品がふりかけの元祖で
     あるという認識が共有されていた



【不公正な調査と認定】

このような客観的な事実があるにもかかわらず、当社は、全国ふりかけ協会において元祖認定を行う動きがあったことを知らされていませんでした。
 協会によるふりかけ食品の起源に関する調査は、当社に対しては行われず、調査結果をまとめた資料(全国ふりかけ協会監修「ふりかけ食品の起源」)には、「旅行の友」の発売が昭和12年(正しくは大正5年)と誤って記載されていたことが後日判明しました。
 この背景には、全国ふりかけ協会において影響力を有していた一部企業による間違った判断があったのではないかと推測されます。
 今回、公明正大な会員の正しい判断により、新たな一歩を踏み出すことができたものと考えます。


【認定取消し(取下げ)後の再調査】

全国ふりかけ協会における「御飯の友」の認定は取り消され、協会において、改めて公正な調査が行われることになりました。


【当社の考え】

当社としては、「ふりかけ食」の元祖として、お客様によい商品を提供することに専念してまいりました。
 一方で、ふりかけ食品についての正しい歴史を調査し、これを後世に残し、日本のふりかけ文化のさらなる発展に寄与することも、ふりかけの元祖としての当社の使命であると考えております。
 当社の来歴に関する資料のかなりの部分が1945(昭和20)年8月6日の原爆により焼失していますが、当社としては客観的な資料を協会に提供し、日本の重要な食文化であるふりかけの商品史に寄与してまいります。




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